家で寝てるときに寝惚けて電話に素で応答してしまう古泉(古→←キョン?)
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*家で疲れて寝てるときにキョンから電話が来て寝惚けて素で応...
**<古泉編>~ [#te03d2a6]
金曜日の晩である。~
そういうわけで昔風に言うなら花金、あるいは土曜が休みで...
明日は昼過ぎまで寝放題だぜヒャッハー! ってなノリで夜...
しかし非常に忌々しい話だが、俺にそれを楽しむ権利はない...
しかし彼女の発想と来たら本当に気まぐれで無茶苦茶で、時...
何故なら団長は、涼宮ハルヒだから。そして俺が、彼女のた...
~
そしてその俺にとっての絶対神であるところの彼女が休日の...
憂鬱、退屈、彼女のそれらは俺にとってその直後からの苛酷...
彼女の精神状態が不安定になるとアレが出現するのだ。~
――閉鎖空間。~
こいつを放置すると世界が滅びる。理屈は抜きで俺達には感...
こんなもん、自慢にもならないし女の子にわあすごーい、と...
もっとこう…自慢できるようなわかりやすい超能力なら良かっ...
まあ要するに、そういう心底使えない限定エスパーであるが...
これでいっそ俺が諸悪の根元涼宮ハルヒを憎みでもできりゃ...
まあ今はそんなことはどうでもいい。とにかく俺はそんなこ...
何しろ最初にも言ったとおり、明日は朝もはよから身だしな...
でも運の悪さには自信あるんだよな…たしか第一回もいきなり...
頼むからせめて今夜これからまた閉鎖空間発生なんてことに...
~
~
ってな訳で俺がとっとと布団に潜り込み、夢も見ないで爆睡...
何だよまさかマジで恐れていたアレが発生してしまったのか...
暗闇に慣れた目が携帯のバックライトに眩んで誰からの電話...
「ンだよ、こんな時間に……」~
声が寝起きの喉に絡んでまともに出ない。が、とにかく一応...
「…………」~
電話の向こうは沈黙している。せっかく出てやったのに何だ...
「……お前、誰?古泉に替われよ」~
「……! くぁwせrftgyふじこlp;@!?」~
その怪訝そうな、探るような声を聞いた瞬間さーっと血の気...
とにかくアレだ、彼は今のを古泉だと思ってない。何でだよ...
「…え…と、その、」~
いかん、まだ声が裏返る。咳払いをひとつ。さあ深呼吸しろ...
「もしもし、替わりました。どうしましたか?」~
よし完璧。ちょっと微笑んでます、みたいな穏やかないい声...
「さっきの誰だ」~
「ええと…」~
何だそれ。何でそんなこと気にするんだ? そもそも何でそ...
「お前、いまどこで誰といるんだ」~
うわ、本当に問い詰め始めやがった…。ていうか絶対用件に関...
「……あの、ご用件は?」~
ほらさっさと言え、俺はお前を結構気に入ってるしまあ平た...
「…言えないような相手なのか」~
え、ちょ、おま、何言ってんだ!? 何でそんな震え声にな...
「いえ…そういうわけでは…それよりもご用件を」~
「じゃあ言えよ」~
ほとんど地獄の底から響くようなうなり声だ。そりゃ彼は俺...
「それは…ですね…」~
ああもう、何で俺がこんなしどろもどろにならなきゃならん...
それに彼は日頃の俺の態度が演技だと知ってはいるが、じゃ...
「すみません、それは…」~
どうしようどうしよう、空転するばかりの頭に舌打ちしたい...
「……もういい!」~
そして答えられないままただあたふたその場を取り繕おうと...
「何だよそれ…用事は何だったんだよ…」~
明日の彼の機嫌を想像しての不安と、妙に重い罪悪感に苛ま...
~
そして翌日、予想通り俺を横目で睨み続ける彼の不機嫌と、...
つーか空気重いって! 女の子たち引いてんだろ、空気読め...
そして、その彼の不機嫌は俺の懸念通り彼女に伝染し俺の電...
~
~
**<キョン編>~ [#pd4ff6d3]
金曜日の晩である。~
そういうわけで昔風に言うなら花金、あるいは土曜が休みで...
明日は昼過ぎまで寝放題だぜヒャッハー! ってなノリで夜...
しかし非常に忌々しい話だが、俺にそれを楽しむ権利はない...
「来なきゃ死刑!」~
そして遅刻すると罰金刑である。司法も立法も行政も独占し...
だが何をどう呪おうが祈ろうが遅刻すれば罰金である。そし...
……集合時間、忘れた…。~
「明日はいつもの駅前に――時集合よ! いいわね! 来なきゃ...
独特の高圧的な声のトーンまでしっかり思い出せるのだが、...
たぶん、いつものパターンからして9時か10時だ。なら9...
育ち盛りの高校生はいつでも眠い生き物なのだ、断じてそん...
というわけで、電話で問い合わせることに俺は決めた。~
しかし、ハルヒはまずい。バカにされるしヘタすりゃそれだ...
朝比奈さんは……あのエンジェルボイスは是非聴きたいのだが...
となると長門か古泉が安全だが、さてどっちにしたものか……。~
携帯の電話帳を表示させると、まあ当然だが五十音順で古泉...
~
……出ねぇ。~
長門もそうだが古泉は、電話をかけると割とすぐに出る。俺...
まあもう12時前だしな、やっぱり寝てるのかもしれん。帰...
やっぱ長門にするか、あるいはメールを打っておくかと諦め...
「ンだよ、こんな時間に……」~
低く掠れた半分うなり声みたいな声に俺は耳を疑った。~
オイ、誰だよこれ。間違い電話か? いやあり得ん、携帯の...
じゃあ誰だ!? 何で古泉の携帯に他人が出るんだ? 誰な...
機関絡みの人間か? まさか家族とか…いやいや家族でも勝手...
だがしかし、家族以外でこんな時間に一緒にいる奴って相当...
いやだがしかし、こいつに俺達以外、そんなに気を許せる存...
考えれば考えるほど腹の奥で何だか嫌なものがぐずぐず蠢き...
「……お前、誰?古泉に替われよ」~
「……くぁwせrftgyふじこlp;@!?」~
自分でも信じられないほど陰気な声が出た。そして電話の向...
「…え…と、その、……もしもし、替わりました。どうしましたか...
30秒ばかり待っていると、古泉の声、だと思うが何だか変...
何をそんなに焦ってるんだ? 今電話に出たのは俺に知られ...
「さっきの誰だ」~
もう自分のじゃないような声が、古泉を問いつめようとして...
「ええと…」~
「お前、いまどこで誰といるんだ」~
ああ、あれは機関の○○さんですよ、ちょっと僕が席を外して...
「……あの、ご用件は?」~
戸惑ったような声。はぐらかそうと必死な声。何だよお前、...
「…言えないような相手なのか」~
俺こんなキャラだっけか、何でこんな古泉の人間関係で苛立...
「いえ…そういうわけでは…それよりもご用件を」~
誰なんだ、何故隠すんだ、今そいつと何をやってたんだ! ...
「じゃあ言えよ」~
「それは…ですね…、すみません、それは…」~
日頃なかなか聞けないしろどもどろな古泉ボイス。微笑み系...
「……もういい!」~
そしてもしイエ電の親機だったらガチャン! と音を立てて...
何やってんだ、何がしたかったんだ、何なんだ俺は。何度も...
じゃあもう一度かけるか? いや、今古泉の声を聞いたらま...
~
翌日、ようやく落ち着いた俺は古泉はあれが誰だったのか釈...
やっぱり言えないような、後ろめたいような相手だったのか…...
俺は昨晩の理不尽な怒りがムクムクと湧いてくるのを抑え切...
携帯の着信に顔面をこわばらせ、済みませんバイトが、とか...
そしてたぶん古泉がすっとんで逃げたことにハルヒはお怒り...
いっそ明後日、いや明日にでももう一度仕切直してあれは誰...
終了行:
*家で疲れて寝てるときにキョンから電話が来て寝惚けて素で応...
**<古泉編>~ [#te03d2a6]
金曜日の晩である。~
そういうわけで昔風に言うなら花金、あるいは土曜が休みで...
明日は昼過ぎまで寝放題だぜヒャッハー! ってなノリで夜...
しかし非常に忌々しい話だが、俺にそれを楽しむ権利はない...
しかし彼女の発想と来たら本当に気まぐれで無茶苦茶で、時...
何故なら団長は、涼宮ハルヒだから。そして俺が、彼女のた...
~
そしてその俺にとっての絶対神であるところの彼女が休日の...
憂鬱、退屈、彼女のそれらは俺にとってその直後からの苛酷...
彼女の精神状態が不安定になるとアレが出現するのだ。~
――閉鎖空間。~
こいつを放置すると世界が滅びる。理屈は抜きで俺達には感...
こんなもん、自慢にもならないし女の子にわあすごーい、と...
もっとこう…自慢できるようなわかりやすい超能力なら良かっ...
まあ要するに、そういう心底使えない限定エスパーであるが...
これでいっそ俺が諸悪の根元涼宮ハルヒを憎みでもできりゃ...
まあ今はそんなことはどうでもいい。とにかく俺はそんなこ...
何しろ最初にも言ったとおり、明日は朝もはよから身だしな...
でも運の悪さには自信あるんだよな…たしか第一回もいきなり...
頼むからせめて今夜これからまた閉鎖空間発生なんてことに...
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ってな訳で俺がとっとと布団に潜り込み、夢も見ないで爆睡...
何だよまさかマジで恐れていたアレが発生してしまったのか...
暗闇に慣れた目が携帯のバックライトに眩んで誰からの電話...
「ンだよ、こんな時間に……」~
声が寝起きの喉に絡んでまともに出ない。が、とにかく一応...
「…………」~
電話の向こうは沈黙している。せっかく出てやったのに何だ...
「……お前、誰?古泉に替われよ」~
「……! くぁwせrftgyふじこlp;@!?」~
その怪訝そうな、探るような声を聞いた瞬間さーっと血の気...
とにかくアレだ、彼は今のを古泉だと思ってない。何でだよ...
「…え…と、その、」~
いかん、まだ声が裏返る。咳払いをひとつ。さあ深呼吸しろ...
「もしもし、替わりました。どうしましたか?」~
よし完璧。ちょっと微笑んでます、みたいな穏やかないい声...
「さっきの誰だ」~
「ええと…」~
何だそれ。何でそんなこと気にするんだ? そもそも何でそ...
「お前、いまどこで誰といるんだ」~
うわ、本当に問い詰め始めやがった…。ていうか絶対用件に関...
「……あの、ご用件は?」~
ほらさっさと言え、俺はお前を結構気に入ってるしまあ平た...
「…言えないような相手なのか」~
え、ちょ、おま、何言ってんだ!? 何でそんな震え声にな...
「いえ…そういうわけでは…それよりもご用件を」~
「じゃあ言えよ」~
ほとんど地獄の底から響くようなうなり声だ。そりゃ彼は俺...
「それは…ですね…」~
ああもう、何で俺がこんなしどろもどろにならなきゃならん...
それに彼は日頃の俺の態度が演技だと知ってはいるが、じゃ...
「すみません、それは…」~
どうしようどうしよう、空転するばかりの頭に舌打ちしたい...
「……もういい!」~
そして答えられないままただあたふたその場を取り繕おうと...
「何だよそれ…用事は何だったんだよ…」~
明日の彼の機嫌を想像しての不安と、妙に重い罪悪感に苛ま...
~
そして翌日、予想通り俺を横目で睨み続ける彼の不機嫌と、...
つーか空気重いって! 女の子たち引いてんだろ、空気読め...
そして、その彼の不機嫌は俺の懸念通り彼女に伝染し俺の電...
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**<キョン編>~ [#pd4ff6d3]
金曜日の晩である。~
そういうわけで昔風に言うなら花金、あるいは土曜が休みで...
明日は昼過ぎまで寝放題だぜヒャッハー! ってなノリで夜...
しかし非常に忌々しい話だが、俺にそれを楽しむ権利はない...
「来なきゃ死刑!」~
そして遅刻すると罰金刑である。司法も立法も行政も独占し...
だが何をどう呪おうが祈ろうが遅刻すれば罰金である。そし...
……集合時間、忘れた…。~
「明日はいつもの駅前に――時集合よ! いいわね! 来なきゃ...
独特の高圧的な声のトーンまでしっかり思い出せるのだが、...
たぶん、いつものパターンからして9時か10時だ。なら9...
育ち盛りの高校生はいつでも眠い生き物なのだ、断じてそん...
というわけで、電話で問い合わせることに俺は決めた。~
しかし、ハルヒはまずい。バカにされるしヘタすりゃそれだ...
朝比奈さんは……あのエンジェルボイスは是非聴きたいのだが...
となると長門か古泉が安全だが、さてどっちにしたものか……。~
携帯の電話帳を表示させると、まあ当然だが五十音順で古泉...
~
……出ねぇ。~
長門もそうだが古泉は、電話をかけると割とすぐに出る。俺...
まあもう12時前だしな、やっぱり寝てるのかもしれん。帰...
やっぱ長門にするか、あるいはメールを打っておくかと諦め...
「ンだよ、こんな時間に……」~
低く掠れた半分うなり声みたいな声に俺は耳を疑った。~
オイ、誰だよこれ。間違い電話か? いやあり得ん、携帯の...
じゃあ誰だ!? 何で古泉の携帯に他人が出るんだ? 誰な...
機関絡みの人間か? まさか家族とか…いやいや家族でも勝手...
だがしかし、家族以外でこんな時間に一緒にいる奴って相当...
いやだがしかし、こいつに俺達以外、そんなに気を許せる存...
考えれば考えるほど腹の奥で何だか嫌なものがぐずぐず蠢き...
「……お前、誰?古泉に替われよ」~
「……くぁwせrftgyふじこlp;@!?」~
自分でも信じられないほど陰気な声が出た。そして電話の向...
「…え…と、その、……もしもし、替わりました。どうしましたか...
30秒ばかり待っていると、古泉の声、だと思うが何だか変...
何をそんなに焦ってるんだ? 今電話に出たのは俺に知られ...
「さっきの誰だ」~
もう自分のじゃないような声が、古泉を問いつめようとして...
「ええと…」~
「お前、いまどこで誰といるんだ」~
ああ、あれは機関の○○さんですよ、ちょっと僕が席を外して...
「……あの、ご用件は?」~
戸惑ったような声。はぐらかそうと必死な声。何だよお前、...
「…言えないような相手なのか」~
俺こんなキャラだっけか、何でこんな古泉の人間関係で苛立...
「いえ…そういうわけでは…それよりもご用件を」~
誰なんだ、何故隠すんだ、今そいつと何をやってたんだ! ...
「じゃあ言えよ」~
「それは…ですね…、すみません、それは…」~
日頃なかなか聞けないしろどもどろな古泉ボイス。微笑み系...
「……もういい!」~
そしてもしイエ電の親機だったらガチャン! と音を立てて...
何やってんだ、何がしたかったんだ、何なんだ俺は。何度も...
じゃあもう一度かけるか? いや、今古泉の声を聞いたらま...
~
翌日、ようやく落ち着いた俺は古泉はあれが誰だったのか釈...
やっぱり言えないような、後ろめたいような相手だったのか…...
俺は昨晩の理不尽な怒りがムクムクと湧いてくるのを抑え切...
携帯の着信に顔面をこわばらせ、済みませんバイトが、とか...
そしてたぶん古泉がすっとんで逃げたことにハルヒはお怒り...
いっそ明後日、いや明日にでももう一度仕切直してあれは誰...
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