古泉×キョン 成分解析
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*古泉×キョン 成分解析 [#k9db1d07]
~
※以下を受けて~
>恋愛分析機による古泉一樹の解析結果 ~
>古泉一樹の96%はもう恋なんてしないなんて言わないよ絶対で...
>古泉一樹の4%は体育館裏で出来ています ~
~
~
よりによってもう一本の無印の割り箸を引いたのは、胡散臭い...
マイスウィートAngel、朝比奈さんとなら、この無益な探索もあ...
なんでよりによって野郎2人で肩を並べて校内を徘徊せにゃなら...
学校には七不思議が付き物だという我らが団長のいつもの実に...
人知れずピアノの音の鳴る音楽室に、夜になると一段増えてい...
そんなのは全国各地の小学生だけが信じてい ればいい戯言なの...
ハルヒも分かっているはずなのに、往生際 が悪いというかなん...
結果、いつも通りに団長の我侭に付き合わされて、貴重な青春...
折りしも季節は春。桜が咲き始めている。六分咲きというとこ...
校門近くのの桜の木に首吊り自殺した生徒の霊が出ないことを...
体育館裏は日陰になっていて、少し肌寒い。 ~
~
「涼宮さんたちは、何か収穫があったのでしょうか」 ~
「答えの分かったことを聞くなよ。音楽室のピアノをいくら調...
自殺した生徒の弾く悲しい調べは聞こえんだろうな」 ~
「ふふ、ごもっともですね」 ~
古泉は手に持った紅茶を一啜りして、小さく息を吐いた。 ~
あれはいつのことだったろうか、二週間程前だろうか。夕日の...
珍しくこいつと俺だけが残されていた。 ~
特にすることもなく、ひたすらオセロに興じていたがそれにも...
雑談をしながら帰り支度を始めたころ、 ~
唐突にこいつは「ところで、僕はあなたに恋しているのですよ...
何の脈絡も無く、突拍子もない文脈で。そしていつもの胡散臭...
あまりに突拍子もないことだったので、「ああ、そうか」とだ...
いきなり同姓に訳の分からないことを言われて、混乱せずに冷...
そしてこいつもこいつだ。特に表情も変えず、そのまま自然に...
その話は自然に打ち切られてしまった。俺も混乱したまま、そ...
そうしてそのままいつもどおりにくだらない話をしながら帰宅...
~
その後も特に俺たちの関係に進展はなく・・・、って待てよ。...
俺はこいつと進展なんかしたくないぞ!大体進展するとどうな...
男同士で禁断の愛に突入か?いや俺にはそんな趣味は無いぞ。...
わざわざ自分から掘り返したい話じゃないので、そのまま自然...
しかし、こいつがどういうつもりであんなことを言ったのか分...
そうだとしても、オチがついてないぞ、オチが!そんなこんな...
しかしいい加減限界だ。ここ最近、こいつの気になってしょう...
こいつがあくまで自分からオチをつける気がないのなら、 ~
こちらからアクションを起こさなければなるまい。非常に気が...
~
「なあ、あのなあ古泉。この前部室で言ってたことだが・・・...
「ああ、僕があなたにした告白、ですね?」 ~
あまりにさらりと言うので、俺は何となく出鼻を挫かれてしま...
「気にしないでください。ただ言っておきたかっただけですの...
それに、返事はどうせもう分かっていますし。もうとっくに諦...
~
「・・・・・・忘れろと言われてもだな」 ~
「忘れてください」 ~
こいつはある意味長門に似ている。 ~
こいつの笑顔は長門の鉄壁の無表情と全く同じ性質の物だろう...
そんな笑顔を浮かべながら、また古泉は紅茶を一啜りした。 ~
「もういいんです。僕はもう恋はしないことにしました。 ~
なんだか、僕は器用じゃないみたいで、いちいち疲れてしまい...
ある意味、自己防衛と言ってもいいのかもしれませんね」 ~
「古泉、それじゃ俺のせいでお前が今後恋ができなくなったみ...
「いえ、あなたに責任は少しもありませんよ。失言でした、謝...
そう言って古泉は乾いた笑い声を小さく立てた。 ~
何もかもに失望しているような、そんな笑い声。 ~
「それだけ、僕はあなたが好きだということです」 ~
何と言っていいのか分からず、俺は黙り込んだ。冗談にしては...
こいつは、本気だったのか?こいつは俺が、好きなのか? ~
もう中身の入っていないコーラの缶を無意味にいじりながら、 ~
俺はやはりあの時と同じように混乱しっぱなしだった。 ~
~
正直なところ、前も今も、嫌悪感は無かった。 ~
ああ、そりゃそうだ、こいつと俺は認めたくはないが一応友人...
俺はこいつが基本的にはむかつくのだが、それでも色んなこと...
そりゃあ友情もわくってものだ。しかし、こいつに恋愛感情を...
当たり前だ、俺にそういう趣味は無い。 ~
だから正直俺がこいつに返事を求めなくてほっとしている。 ~
無下に断ることもできないし、だからといって受け入れること...
じゃあ俺はこいつをどう思ってる?いやそれは友人として・・...
ああ、なんだか混乱してきた。しかし何だこの甘酸っぱい空気...
ああ、顔が熱いのは頭が混乱しているせいだろう。 ~
~
「あ、あのな、古泉・・・・・・」 ~
「ああ、迷惑ですよね、分かっていますよ。それ以上言わない...
「いやそうじゃなくてだな・・・・・・」 ~
古泉は少し眉間に皺を寄せて顔を逸らした。 ~
「いやな、その・・・・・・、俺にはそういう趣味はないがな...
古泉は相変わらず顔を逸らしたままで、表情は見えない。 ~
「いや・・・まあそんだけだ。 ~
お前が好きかって言われると、よく分からんが、とりあえず、...
ああ、耐え切れない、なんだこの空気は! ~
付き合い始めの高校生カップルみたいなこの雰囲気に俺はこれ...
それだけ言うと、俺はいそいそとその場を去った。 ~
七不思議は結局見つかっていない。ハルヒにはどやされるだろ...
背中から、小さな声で「もう、恋なんてしないだなんて、言い...
春風が強かったことを言い訳に、聞こえなかったことにした。 ~
終了行:
*古泉×キョン 成分解析 [#k9db1d07]
~
※以下を受けて~
>恋愛分析機による古泉一樹の解析結果 ~
>古泉一樹の96%はもう恋なんてしないなんて言わないよ絶対で...
>古泉一樹の4%は体育館裏で出来ています ~
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よりによってもう一本の無印の割り箸を引いたのは、胡散臭い...
マイスウィートAngel、朝比奈さんとなら、この無益な探索もあ...
なんでよりによって野郎2人で肩を並べて校内を徘徊せにゃなら...
学校には七不思議が付き物だという我らが団長のいつもの実に...
人知れずピアノの音の鳴る音楽室に、夜になると一段増えてい...
そんなのは全国各地の小学生だけが信じてい ればいい戯言なの...
ハルヒも分かっているはずなのに、往生際 が悪いというかなん...
結果、いつも通りに団長の我侭に付き合わされて、貴重な青春...
折りしも季節は春。桜が咲き始めている。六分咲きというとこ...
校門近くのの桜の木に首吊り自殺した生徒の霊が出ないことを...
体育館裏は日陰になっていて、少し肌寒い。 ~
~
「涼宮さんたちは、何か収穫があったのでしょうか」 ~
「答えの分かったことを聞くなよ。音楽室のピアノをいくら調...
自殺した生徒の弾く悲しい調べは聞こえんだろうな」 ~
「ふふ、ごもっともですね」 ~
古泉は手に持った紅茶を一啜りして、小さく息を吐いた。 ~
あれはいつのことだったろうか、二週間程前だろうか。夕日の...
珍しくこいつと俺だけが残されていた。 ~
特にすることもなく、ひたすらオセロに興じていたがそれにも...
雑談をしながら帰り支度を始めたころ、 ~
唐突にこいつは「ところで、僕はあなたに恋しているのですよ...
何の脈絡も無く、突拍子もない文脈で。そしていつもの胡散臭...
あまりに突拍子もないことだったので、「ああ、そうか」とだ...
いきなり同姓に訳の分からないことを言われて、混乱せずに冷...
そしてこいつもこいつだ。特に表情も変えず、そのまま自然に...
その話は自然に打ち切られてしまった。俺も混乱したまま、そ...
そうしてそのままいつもどおりにくだらない話をしながら帰宅...
~
その後も特に俺たちの関係に進展はなく・・・、って待てよ。...
俺はこいつと進展なんかしたくないぞ!大体進展するとどうな...
男同士で禁断の愛に突入か?いや俺にはそんな趣味は無いぞ。...
わざわざ自分から掘り返したい話じゃないので、そのまま自然...
しかし、こいつがどういうつもりであんなことを言ったのか分...
そうだとしても、オチがついてないぞ、オチが!そんなこんな...
しかしいい加減限界だ。ここ最近、こいつの気になってしょう...
こいつがあくまで自分からオチをつける気がないのなら、 ~
こちらからアクションを起こさなければなるまい。非常に気が...
~
「なあ、あのなあ古泉。この前部室で言ってたことだが・・・...
「ああ、僕があなたにした告白、ですね?」 ~
あまりにさらりと言うので、俺は何となく出鼻を挫かれてしま...
「気にしないでください。ただ言っておきたかっただけですの...
それに、返事はどうせもう分かっていますし。もうとっくに諦...
~
「・・・・・・忘れろと言われてもだな」 ~
「忘れてください」 ~
こいつはある意味長門に似ている。 ~
こいつの笑顔は長門の鉄壁の無表情と全く同じ性質の物だろう...
そんな笑顔を浮かべながら、また古泉は紅茶を一啜りした。 ~
「もういいんです。僕はもう恋はしないことにしました。 ~
なんだか、僕は器用じゃないみたいで、いちいち疲れてしまい...
ある意味、自己防衛と言ってもいいのかもしれませんね」 ~
「古泉、それじゃ俺のせいでお前が今後恋ができなくなったみ...
「いえ、あなたに責任は少しもありませんよ。失言でした、謝...
そう言って古泉は乾いた笑い声を小さく立てた。 ~
何もかもに失望しているような、そんな笑い声。 ~
「それだけ、僕はあなたが好きだということです」 ~
何と言っていいのか分からず、俺は黙り込んだ。冗談にしては...
こいつは、本気だったのか?こいつは俺が、好きなのか? ~
もう中身の入っていないコーラの缶を無意味にいじりながら、 ~
俺はやはりあの時と同じように混乱しっぱなしだった。 ~
~
正直なところ、前も今も、嫌悪感は無かった。 ~
ああ、そりゃそうだ、こいつと俺は認めたくはないが一応友人...
俺はこいつが基本的にはむかつくのだが、それでも色んなこと...
そりゃあ友情もわくってものだ。しかし、こいつに恋愛感情を...
当たり前だ、俺にそういう趣味は無い。 ~
だから正直俺がこいつに返事を求めなくてほっとしている。 ~
無下に断ることもできないし、だからといって受け入れること...
じゃあ俺はこいつをどう思ってる?いやそれは友人として・・...
ああ、なんだか混乱してきた。しかし何だこの甘酸っぱい空気...
ああ、顔が熱いのは頭が混乱しているせいだろう。 ~
~
「あ、あのな、古泉・・・・・・」 ~
「ああ、迷惑ですよね、分かっていますよ。それ以上言わない...
「いやそうじゃなくてだな・・・・・・」 ~
古泉は少し眉間に皺を寄せて顔を逸らした。 ~
「いやな、その・・・・・・、俺にはそういう趣味はないがな...
古泉は相変わらず顔を逸らしたままで、表情は見えない。 ~
「いや・・・まあそんだけだ。 ~
お前が好きかって言われると、よく分からんが、とりあえず、...
ああ、耐え切れない、なんだこの空気は! ~
付き合い始めの高校生カップルみたいなこの雰囲気に俺はこれ...
それだけ言うと、俺はいそいそとその場を去った。 ~
七不思議は結局見つかっていない。ハルヒにはどやされるだろ...
背中から、小さな声で「もう、恋なんてしないだなんて、言い...
春風が強かったことを言い訳に、聞こえなかったことにした。 ~
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