古泉×キョン
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*≪古泉×キョン≫ [#q8d25b9f]
~
平和な放課後。 ~
ハルヒのけたたましい声響く部活を終え、夕闇に照らされた街...
全く、この男が純粋可憐な朝比奈さんだったらどれだけよかっ...
いまいましい目で古泉をにらみつけているとどうやら視線に気...
「そんなに僕のことが気にかかるんですか?」 ~
うるさい!顔が近い!こっちをそんなニヤニヤした顔で見るな...
そうですか…と苦笑をたたえた古泉の顔に俺は思わず良心の呵責...
だがただでさえ学校でも部活動や諸々の機会に2人になることが...
こんな風に野郎同士が至近距離で面つっつきあわせて街中で立...
いかん。それだけは避けなければ…。 ~
そんな考えを頭の中で巡らせていると突然古泉は俺の手を握っ...
意外なほど冷たい古泉の手に思わずぞくぞくっと背筋が震える...
「少し冷えますね…。」 ~
つながれた手に力が入る。伏し目がちに憂いを帯びた表情はい...
どうも今日の自分はおかしい。普段は何も感じないどころかあ...
宵の闇が一層濃くなる街路樹で俺たちはいつもよりずっとゆっ...
傍から見たら明らかに異常な光景のはずなのだがなぜか俺はそ...
~
「あの…今日、今から付き合ってもらえませんか?」 ~
うっ古泉の突然の誘いに俺は確かに顔が引き攣った。なぜなら...
こいつがこんな顔している時はろくな事がない…。 ~
いくら今日はおかしな感情が俺をやたら揺さぶってくるとはい...
だが、以前の閉鎖空間についてやハルヒについて何か報告があ...
思わずよぎった深刻な事態を危惧する感情に俺は了承の言葉を...
「ありがとうございます!ここからなら僕の家に行きましょう...
も、ものすごく嬉しそうだ。少し足取りが軽いように見えるの...
いや、もしもの事を考えてだな、と俺は足取り重く古泉につい...
「はーい。到着です。」 ~
機関によって与えられた部屋だろう。嬉々として開けられた扉...
「意外と質素なんだな。」 ~
思わず率直な感想が口についた。別に豪華絢爛な部屋を想像し...
「まぁ、男の一人暮らしですからね、仕方ないですよ。さ、遠...
一瞬苦笑した後古泉は俺を笑顔で手招きしていた。俺は犬じゃ...
ぶつぶつ言いながらどうやら居間らしき所に入ると事態は一変...
~
体に走る衝撃。顔にかかるのは古泉の茶色がかったサラサラの…...
古泉が俺を…押し倒してる!? ~
「なっ…なんなんだ?」 ~
めまぐるしく変化した視界と体に走った衝撃に俺はついていけ...
まだ肩と腰にずきずきと鈍い痛みが走る。目をあげると笑顔の...
これは、気のせいだと誰か言ってくれ!俺は今何をされようと...
「キョンくんが悪いんですよ。あんな風に僕をじっと見つめる...
へっ…?まさか俺があの時至上の天使のような朝比奈さんを求め...
こ、古泉は俺に欲情していたって言うのか!?その後の憂いを...
合点のいった古泉の行動に納得しつつも、その所作に反応した...
と、自分の先ほどの気持ちが急に恥ずかしくなり、俺は思わず...
おかげで迫りくる古泉の顔に気づけなかった。まぁ映画監督も...
とにかく俺は自分の思考を整理するのにいっぱいいっぱいだっ...
そして一番大きい違和感に気づいた。 ~
そう、俺は男だ!!もちろん世間で言う同性愛者というわけで...
まして古泉も男だ。同性愛者かどうかは定かではないが俺によ...
「俺は…ん、むぅ。」 ~
抗議の声をあげようとした瞬間。目の前には古泉の顔。 ~
俺の喋る事と食べる事以外に使われたことない唇には今まで感...
~
最初は唇をついばむように、十分に堪能したのかそのままゆっ...
いくら男にファーストキスを奪われたとはいえ、いきなりのデ...
歯列をなぞるようにねっとりと俺の口の中で蠢く古泉の舌に不...
だがふってわいたような息苦しさに俺はおもわずうめき声をあ...
乱暴に引き離したからだろうか、思わず互いの唇から糸がツッ...
「ふふ、感じちゃいましたか?」 ~
たれた唾液を舌で掬い上げ、笑顔を崩さず問いかけられる。 ~
俺は古泉にいい様にされているのがなんだかくやしくて相手の...
「見たら分かると思うが俺は男だ。お前も。」 ~
「誰かに惹かれるのに性別は関係ないと思いますが。」 ~
少し肩を竦ませ髪を掻き揚げる。別にサラサラの髪が綺麗だと...
「だが、俺は気になる。男を掘るつもりもなければ掘られるつ...
これが俺のもっとも主張したい事だった。わずかに密着した体...
「やってみなきゃ何事もわかりませんよ。」 ~
どうしてそうなるんだ!!俺の貞操はこの攻防にかかっていた...
いそいそと俺のシャツのボタンに手をかけるな! ~
なんとか自由になる両腕で古泉を引き剥がそうと試みるもさっ...
その小さな抵抗に気づいたんだろう。古泉は抵抗されると面倒...
~
足は古泉の体でしっかりホールドされているため動かせない。...
古泉はというとシャツのボタンを外し終えたのか次はベルトに...
「お、お前、どこ触ってんだよ!!」 ~
唯一の抵抗手段で俺は抗議した。ここはぜひ穏便に話し合いた...
だがそんな言葉で古泉の手が止まるはずもなく、気づけば俺自...
「やっぱりさっきのキスで感じていたんですね。体は正直です...
古泉の言葉に顔から火が出そうだ。まぁこんなことになるとは...
何度も言っておくが俺は男だ。だからこそ古泉の長い指でいじ...
我慢しようとしても自慰とは全く違う快感に俺は漏れてくる声...
古泉のやり方は優男な顔と違って強引だった。相手も興奮して...
「…んっ…やめろぉ…こいっず…みぃぃ。」 ~
必死に紡いだ言葉もうまく文章にはならなくて、ぐりぐりとね...
「ふふっどうやらキョンくんはMっ気があるみたいですね。もう...
いやらしい言葉で俺を攻めるな!断じて俺はそんな変態的性癖...
頭の中で抗議しても意味はなく、次第にこみ上げる射精の欲求...
~
「も、もう…くっ…でるっ…!!」 ~
はじめて他人から行われる手淫に俺は過剰反応しすぎたのだろ...
誤解を与えるかもしれないが、早漏ではないぞ。それは男とし...
「キョンくん、意外とはやいんですね。」 ~
だーーー!!誤解だ!って俺の精液をなめるな!汚い! ~
一通り自分の指をなめおえるとその手で古泉は俺のわき腹をさ...
こそばゆくて思わず身をよじる。古泉の唾液と俺の精液が潤滑...
「いてっ!」 ~
乳首をぎゅっとつねられて思わず声をあげてしまった。 ~
「んー、キョンくんはMなんですからもうちょっとよがるべきで...
今度はもう一方の手でつねられる。体をつきぬけるような痛み...
だが俺はMじゃぁない。出てくるのは痛みに伴う小さな悲鳴だけ...
「残念です。でもこれからこれも気持ちよくなるでしょうから...
おいっこれからってどういうことだ!脳内では非難轟々。 ~
だが身動きを封じられてる今、俺はただ唇を噛み、夕方とはま...
~
「いやだなぁ。そんなに見つめないでください。僕もっと興奮...
どんな解釈の仕方をしたらそんなことが言えるんだ!あと俺の...
視線を下にむけると俺の乳首はかわいそうなことに赤く充血し...
いきなり強く爪を立てられ、再び鋭い痛みが体を襲う。 ~
そして古泉は俺の散々な目にあった乳首を口に含み舌で転がし...
痛みでじんとしびれた乳首を優しく舌でなぞられる。 ~
「んぁっ」 ~
思わず声が漏れた。 ~
「飴と鞭です。」 ~
こんなところでその言葉は使わないぞ!絶対。 ~
下から俺の乳首を舐めながら見上げてくるその瞳の奥は獣のよ...
古泉の影響なのか、俺の胸で時折息を漏らせながらうごめくそ...
体の奥がじんとして下半身に熱が集まる。それを悟ったのだろ...
「あ…。」 ~
この残念そうな声は俺のか!?別にやめてほしくなかったわけ...
「すっかりあなたも興奮してるじゃないですか。準備もだいぶ...
準備…?俺は思い浮かんではいけなかった発想にさっきまでの熱...
~
今、攻められているのは俺であって、攻めているのは古泉であ...
この後の流れで掘られるのは…… ~
いけない。これ以上は踏み込んではいけない領域だ。 ~
起き上がった古泉に一瞬自由になった足を動かして逃げようと...
すかさず古泉は俺のモノを掴んで乱暴に扱った。 ~
「はぁぁううぅぅっっ!!」 ~
女性には未知数の痛みがそこにはある。失神寸前。俺はあまり...
ただ力の抜けていた体を即座に屈ませ、いまだひきずる痛みを...
涙が溢れた。古泉は俺には見えないがどんな顔をしているのだ...
ただ俺のモノが古泉に握られたまま震えているのだけが見えた...
そしてまた乱暴に扱きはじめる。痛みを伴う快感ははかりしれ...
「あうう…うぁ…。ふっ…ん…やめ…あぅ…ひっ」 ~
「いぃ声が出るじゃないですか?やっぱり痛い方がいいみたい...
俺は今、恐ろしい男を相手にしているとやっとわかった。 ~
今までのは頭のどこかでは男同士の性的な冗談でなんとか終わ...
だが古泉は本気だ。全身から冷や汗がどばっと溢れる。からみ...
アイロンをかける俺の身にもなってほしい…という悠長なツッコ...
俺は追い込まれていた。 ~
~
あまりにも辛い手淫に意識を集中しすぎて(俺のムスコの一大事...
古泉は俺の体をいとも簡単にひっくり返しうつぶせの状態にな...
上半身が圧迫される体勢に俺は息苦しさと快感からこみあげる...
「キョンくんのここは綺麗なんですね?思ったとおりです。」 ~
そっと尻の割れ目をなぞられて、背筋に寒気が走る。 ~
反射的に腰を思いっきりひいたつもりだったが俺のモノを扱い...
俺はもう、だめかもしれない。俺の純潔、さようなら。 ~
別れを惜しむ暇もなく、古泉は指をぐっと俺の穴に入れてきた...
「うぁぁぁぁぁ!!!!!」 ~
何もつけずに穴に指なんて異物を入れたらどうなるか?俺の腸...
わずかにしか入れていないのにも関わらず、その痛みと圧迫感...
「おや、痛いんですか?あなたのここはそれ以上のものを感じ...
その薄気味悪い笑いをやめろ!! ~
痛みは俺の快感で鈍った思考をいきなり覚醒させる。バンジー...
その繰り返しは俺に相当な精神的ダメージを与えているのだろ...
どうにでもなれ!とまではいかないが逃げる気力は無くなって...
そのせいか古泉は痣になったら困りますね。と呟きながら俺の...
~
古泉もさすがにやりにくかったのだろう。どこに持っていたの...
そして再び穴に指が突っ込まれる。俺は二度目のあの痛みを覚...
前立腺。 ~
俺だって思春期の高校生だ。保健の教科書を凝視するくらいは...
「はぅっ!あぁぁぁ!!!」 ~
だが体験等した事あるはずがない。俺はこれまでに感じたこと...
今までの局部的にじわじわ感じるものとは全く違う。快楽中枢...
古泉は指をいじくりながら、きっとニヤニヤしているに違いな...
俺は予想をはるかに超えた緊急事態に焦りに焦りまくっていた...
古泉が指を入れている限り、その断続的な快感はひたすら続く...
「そんなに鳴いてくれるなんて嬉しいですね。それじゃ、もう...
死刑宣告のように聞こえるその処刑は俺の返事もなく行われ、...
まだイってはいなかったが俺のモノはもう先走りと精液でぐち...
~
どのくらい経ったのだろう。俺には何時間もたっているように...
ただこの行為もそろそろ終局に向かっていた。多分。 ~
古泉は指を三本に増やし、まるで開拓者のように俺の中をいじ...
俺はというとほんとに盛った犬か猫のように上半身はつっぷし...
「もういいでしょう。」 ~
俺は思わず体に力が入った。古泉のずっと入っていた指が抜か...
「キョンくんのお尻の穴、ヒクツイてて僕にもっとっておねだ...
そんな事細かに説明なんて要りません!! ~
しかし俺に余裕がないのも事実で、この終わらない快楽地獄に...
つまり、はやくイキたかった。ということだ。 ~
前立腺を刺激されるとこの上ない快感が襲ったが次第にパンチ...
穴にあてられた古泉のモノが俺をぐいぐいと押している。ぬる...
そしてゆっくりと中へと侵入してくる。 ~
指とは違う質量に俺は目を見開いた。めりめりと体が切り裂か...
「…ん…もっと力を抜いてください。…き…つい。」 ~
散々な目にあった分、いっそのこと引きちぎってやりたかった...
俺は極力力を抜いて古泉を迎え入れたつもりだった。 ~
~
「はぁっ…ぜん…ぶ…入りまし…た。」 ~
余裕のない古泉の声。俺はなぜかその声が嬉しかった。いや別...
もちろん俺は古泉の倍余裕のない声を出していたわけだが。 ~
お互い深呼吸して古泉が動き始める。最初はゆっくり。次第に...
あまりの衝撃に俺の頭はパンク寸前。古泉の動きに合わせて規...
俺はもうほとんど意識がなかったのかもしれない。そうでなけ...
気づけば俺は古泉の名前ともっとという言葉をうわ言のように...
「はぅ!あっあっあぁっこぃっこいずみぃぃ!!!!」 ~
俺のものとは思えない一際甲高い声が出て俺はイッてしまった...
~
腹とズボンに自分の精液をたっぷりかけてしまい、俺は事後の...
明日も学校なのにどうしろというのか、この事態は。 ~
脱力した体に鞭をうち、古泉の方を見やると古泉は古泉で壁に...
目が合うとまるで山頂へ到着した登山家のような達成感溢れた...
なんだか気分が悪くなって目線を逸らした。 ~
さて、この事態をどう説明してもらおうか。 ~
~
「で、どうして俺にそんな不純な感情を向けるんだよ。」 ~
とりあえず俺は古泉の服を借り、この突拍子もない事件の全容...
もちろん洗濯は古泉にまかせ、家では風邪をひいたと言って明...
「男である僕に何故あなたへの恋または欲情という感情が生ま...
古泉は俺の指の間をその長い指でゆっくりなぞりながら答える...
「あぁ。もしかして…ハルヒか?」 ~
このありえない事態はもしかしたらあのお気楽台風娘によって...
「そうですねー…。そう、かもしれませんし、そうではないかも...
しばらく考えた後に古泉はそんな曖昧な返事をした。 ~
俺はもちろんその返答に納得はいかなかったが、とりあえず厳...
「僕としてはそうでない方が嬉しいんですけどね…。」 ~
小さく呟いた古泉のその言葉を俺はしっかり聞いてしまった。 ~
だから玄関を出る時に不意を突かれてされた軽い口付けと去り...
布団の中で唇にそっと触れるとすごく胸の奥が熱くなるのを腰...
終了行:
*≪古泉×キョン≫ [#q8d25b9f]
~
平和な放課後。 ~
ハルヒのけたたましい声響く部活を終え、夕闇に照らされた街...
全く、この男が純粋可憐な朝比奈さんだったらどれだけよかっ...
いまいましい目で古泉をにらみつけているとどうやら視線に気...
「そんなに僕のことが気にかかるんですか?」 ~
うるさい!顔が近い!こっちをそんなニヤニヤした顔で見るな...
そうですか…と苦笑をたたえた古泉の顔に俺は思わず良心の呵責...
だがただでさえ学校でも部活動や諸々の機会に2人になることが...
こんな風に野郎同士が至近距離で面つっつきあわせて街中で立...
いかん。それだけは避けなければ…。 ~
そんな考えを頭の中で巡らせていると突然古泉は俺の手を握っ...
意外なほど冷たい古泉の手に思わずぞくぞくっと背筋が震える...
「少し冷えますね…。」 ~
つながれた手に力が入る。伏し目がちに憂いを帯びた表情はい...
どうも今日の自分はおかしい。普段は何も感じないどころかあ...
宵の闇が一層濃くなる街路樹で俺たちはいつもよりずっとゆっ...
傍から見たら明らかに異常な光景のはずなのだがなぜか俺はそ...
~
「あの…今日、今から付き合ってもらえませんか?」 ~
うっ古泉の突然の誘いに俺は確かに顔が引き攣った。なぜなら...
こいつがこんな顔している時はろくな事がない…。 ~
いくら今日はおかしな感情が俺をやたら揺さぶってくるとはい...
だが、以前の閉鎖空間についてやハルヒについて何か報告があ...
思わずよぎった深刻な事態を危惧する感情に俺は了承の言葉を...
「ありがとうございます!ここからなら僕の家に行きましょう...
も、ものすごく嬉しそうだ。少し足取りが軽いように見えるの...
いや、もしもの事を考えてだな、と俺は足取り重く古泉につい...
「はーい。到着です。」 ~
機関によって与えられた部屋だろう。嬉々として開けられた扉...
「意外と質素なんだな。」 ~
思わず率直な感想が口についた。別に豪華絢爛な部屋を想像し...
「まぁ、男の一人暮らしですからね、仕方ないですよ。さ、遠...
一瞬苦笑した後古泉は俺を笑顔で手招きしていた。俺は犬じゃ...
ぶつぶつ言いながらどうやら居間らしき所に入ると事態は一変...
~
体に走る衝撃。顔にかかるのは古泉の茶色がかったサラサラの…...
古泉が俺を…押し倒してる!? ~
「なっ…なんなんだ?」 ~
めまぐるしく変化した視界と体に走った衝撃に俺はついていけ...
まだ肩と腰にずきずきと鈍い痛みが走る。目をあげると笑顔の...
これは、気のせいだと誰か言ってくれ!俺は今何をされようと...
「キョンくんが悪いんですよ。あんな風に僕をじっと見つめる...
へっ…?まさか俺があの時至上の天使のような朝比奈さんを求め...
こ、古泉は俺に欲情していたって言うのか!?その後の憂いを...
合点のいった古泉の行動に納得しつつも、その所作に反応した...
と、自分の先ほどの気持ちが急に恥ずかしくなり、俺は思わず...
おかげで迫りくる古泉の顔に気づけなかった。まぁ映画監督も...
とにかく俺は自分の思考を整理するのにいっぱいいっぱいだっ...
そして一番大きい違和感に気づいた。 ~
そう、俺は男だ!!もちろん世間で言う同性愛者というわけで...
まして古泉も男だ。同性愛者かどうかは定かではないが俺によ...
「俺は…ん、むぅ。」 ~
抗議の声をあげようとした瞬間。目の前には古泉の顔。 ~
俺の喋る事と食べる事以外に使われたことない唇には今まで感...
~
最初は唇をついばむように、十分に堪能したのかそのままゆっ...
いくら男にファーストキスを奪われたとはいえ、いきなりのデ...
歯列をなぞるようにねっとりと俺の口の中で蠢く古泉の舌に不...
だがふってわいたような息苦しさに俺はおもわずうめき声をあ...
乱暴に引き離したからだろうか、思わず互いの唇から糸がツッ...
「ふふ、感じちゃいましたか?」 ~
たれた唾液を舌で掬い上げ、笑顔を崩さず問いかけられる。 ~
俺は古泉にいい様にされているのがなんだかくやしくて相手の...
「見たら分かると思うが俺は男だ。お前も。」 ~
「誰かに惹かれるのに性別は関係ないと思いますが。」 ~
少し肩を竦ませ髪を掻き揚げる。別にサラサラの髪が綺麗だと...
「だが、俺は気になる。男を掘るつもりもなければ掘られるつ...
これが俺のもっとも主張したい事だった。わずかに密着した体...
「やってみなきゃ何事もわかりませんよ。」 ~
どうしてそうなるんだ!!俺の貞操はこの攻防にかかっていた...
いそいそと俺のシャツのボタンに手をかけるな! ~
なんとか自由になる両腕で古泉を引き剥がそうと試みるもさっ...
その小さな抵抗に気づいたんだろう。古泉は抵抗されると面倒...
~
足は古泉の体でしっかりホールドされているため動かせない。...
古泉はというとシャツのボタンを外し終えたのか次はベルトに...
「お、お前、どこ触ってんだよ!!」 ~
唯一の抵抗手段で俺は抗議した。ここはぜひ穏便に話し合いた...
だがそんな言葉で古泉の手が止まるはずもなく、気づけば俺自...
「やっぱりさっきのキスで感じていたんですね。体は正直です...
古泉の言葉に顔から火が出そうだ。まぁこんなことになるとは...
何度も言っておくが俺は男だ。だからこそ古泉の長い指でいじ...
我慢しようとしても自慰とは全く違う快感に俺は漏れてくる声...
古泉のやり方は優男な顔と違って強引だった。相手も興奮して...
「…んっ…やめろぉ…こいっず…みぃぃ。」 ~
必死に紡いだ言葉もうまく文章にはならなくて、ぐりぐりとね...
「ふふっどうやらキョンくんはMっ気があるみたいですね。もう...
いやらしい言葉で俺を攻めるな!断じて俺はそんな変態的性癖...
頭の中で抗議しても意味はなく、次第にこみ上げる射精の欲求...
~
「も、もう…くっ…でるっ…!!」 ~
はじめて他人から行われる手淫に俺は過剰反応しすぎたのだろ...
誤解を与えるかもしれないが、早漏ではないぞ。それは男とし...
「キョンくん、意外とはやいんですね。」 ~
だーーー!!誤解だ!って俺の精液をなめるな!汚い! ~
一通り自分の指をなめおえるとその手で古泉は俺のわき腹をさ...
こそばゆくて思わず身をよじる。古泉の唾液と俺の精液が潤滑...
「いてっ!」 ~
乳首をぎゅっとつねられて思わず声をあげてしまった。 ~
「んー、キョンくんはMなんですからもうちょっとよがるべきで...
今度はもう一方の手でつねられる。体をつきぬけるような痛み...
だが俺はMじゃぁない。出てくるのは痛みに伴う小さな悲鳴だけ...
「残念です。でもこれからこれも気持ちよくなるでしょうから...
おいっこれからってどういうことだ!脳内では非難轟々。 ~
だが身動きを封じられてる今、俺はただ唇を噛み、夕方とはま...
~
「いやだなぁ。そんなに見つめないでください。僕もっと興奮...
どんな解釈の仕方をしたらそんなことが言えるんだ!あと俺の...
視線を下にむけると俺の乳首はかわいそうなことに赤く充血し...
いきなり強く爪を立てられ、再び鋭い痛みが体を襲う。 ~
そして古泉は俺の散々な目にあった乳首を口に含み舌で転がし...
痛みでじんとしびれた乳首を優しく舌でなぞられる。 ~
「んぁっ」 ~
思わず声が漏れた。 ~
「飴と鞭です。」 ~
こんなところでその言葉は使わないぞ!絶対。 ~
下から俺の乳首を舐めながら見上げてくるその瞳の奥は獣のよ...
古泉の影響なのか、俺の胸で時折息を漏らせながらうごめくそ...
体の奥がじんとして下半身に熱が集まる。それを悟ったのだろ...
「あ…。」 ~
この残念そうな声は俺のか!?別にやめてほしくなかったわけ...
「すっかりあなたも興奮してるじゃないですか。準備もだいぶ...
準備…?俺は思い浮かんではいけなかった発想にさっきまでの熱...
~
今、攻められているのは俺であって、攻めているのは古泉であ...
この後の流れで掘られるのは…… ~
いけない。これ以上は踏み込んではいけない領域だ。 ~
起き上がった古泉に一瞬自由になった足を動かして逃げようと...
すかさず古泉は俺のモノを掴んで乱暴に扱った。 ~
「はぁぁううぅぅっっ!!」 ~
女性には未知数の痛みがそこにはある。失神寸前。俺はあまり...
ただ力の抜けていた体を即座に屈ませ、いまだひきずる痛みを...
涙が溢れた。古泉は俺には見えないがどんな顔をしているのだ...
ただ俺のモノが古泉に握られたまま震えているのだけが見えた...
そしてまた乱暴に扱きはじめる。痛みを伴う快感ははかりしれ...
「あうう…うぁ…。ふっ…ん…やめ…あぅ…ひっ」 ~
「いぃ声が出るじゃないですか?やっぱり痛い方がいいみたい...
俺は今、恐ろしい男を相手にしているとやっとわかった。 ~
今までのは頭のどこかでは男同士の性的な冗談でなんとか終わ...
だが古泉は本気だ。全身から冷や汗がどばっと溢れる。からみ...
アイロンをかける俺の身にもなってほしい…という悠長なツッコ...
俺は追い込まれていた。 ~
~
あまりにも辛い手淫に意識を集中しすぎて(俺のムスコの一大事...
古泉は俺の体をいとも簡単にひっくり返しうつぶせの状態にな...
上半身が圧迫される体勢に俺は息苦しさと快感からこみあげる...
「キョンくんのここは綺麗なんですね?思ったとおりです。」 ~
そっと尻の割れ目をなぞられて、背筋に寒気が走る。 ~
反射的に腰を思いっきりひいたつもりだったが俺のモノを扱い...
俺はもう、だめかもしれない。俺の純潔、さようなら。 ~
別れを惜しむ暇もなく、古泉は指をぐっと俺の穴に入れてきた...
「うぁぁぁぁぁ!!!!!」 ~
何もつけずに穴に指なんて異物を入れたらどうなるか?俺の腸...
わずかにしか入れていないのにも関わらず、その痛みと圧迫感...
「おや、痛いんですか?あなたのここはそれ以上のものを感じ...
その薄気味悪い笑いをやめろ!! ~
痛みは俺の快感で鈍った思考をいきなり覚醒させる。バンジー...
その繰り返しは俺に相当な精神的ダメージを与えているのだろ...
どうにでもなれ!とまではいかないが逃げる気力は無くなって...
そのせいか古泉は痣になったら困りますね。と呟きながら俺の...
~
古泉もさすがにやりにくかったのだろう。どこに持っていたの...
そして再び穴に指が突っ込まれる。俺は二度目のあの痛みを覚...
前立腺。 ~
俺だって思春期の高校生だ。保健の教科書を凝視するくらいは...
「はぅっ!あぁぁぁ!!!」 ~
だが体験等した事あるはずがない。俺はこれまでに感じたこと...
今までの局部的にじわじわ感じるものとは全く違う。快楽中枢...
古泉は指をいじくりながら、きっとニヤニヤしているに違いな...
俺は予想をはるかに超えた緊急事態に焦りに焦りまくっていた...
古泉が指を入れている限り、その断続的な快感はひたすら続く...
「そんなに鳴いてくれるなんて嬉しいですね。それじゃ、もう...
死刑宣告のように聞こえるその処刑は俺の返事もなく行われ、...
まだイってはいなかったが俺のモノはもう先走りと精液でぐち...
~
どのくらい経ったのだろう。俺には何時間もたっているように...
ただこの行為もそろそろ終局に向かっていた。多分。 ~
古泉は指を三本に増やし、まるで開拓者のように俺の中をいじ...
俺はというとほんとに盛った犬か猫のように上半身はつっぷし...
「もういいでしょう。」 ~
俺は思わず体に力が入った。古泉のずっと入っていた指が抜か...
「キョンくんのお尻の穴、ヒクツイてて僕にもっとっておねだ...
そんな事細かに説明なんて要りません!! ~
しかし俺に余裕がないのも事実で、この終わらない快楽地獄に...
つまり、はやくイキたかった。ということだ。 ~
前立腺を刺激されるとこの上ない快感が襲ったが次第にパンチ...
穴にあてられた古泉のモノが俺をぐいぐいと押している。ぬる...
そしてゆっくりと中へと侵入してくる。 ~
指とは違う質量に俺は目を見開いた。めりめりと体が切り裂か...
「…ん…もっと力を抜いてください。…き…つい。」 ~
散々な目にあった分、いっそのこと引きちぎってやりたかった...
俺は極力力を抜いて古泉を迎え入れたつもりだった。 ~
~
「はぁっ…ぜん…ぶ…入りまし…た。」 ~
余裕のない古泉の声。俺はなぜかその声が嬉しかった。いや別...
もちろん俺は古泉の倍余裕のない声を出していたわけだが。 ~
お互い深呼吸して古泉が動き始める。最初はゆっくり。次第に...
あまりの衝撃に俺の頭はパンク寸前。古泉の動きに合わせて規...
俺はもうほとんど意識がなかったのかもしれない。そうでなけ...
気づけば俺は古泉の名前ともっとという言葉をうわ言のように...
「はぅ!あっあっあぁっこぃっこいずみぃぃ!!!!」 ~
俺のものとは思えない一際甲高い声が出て俺はイッてしまった...
~
腹とズボンに自分の精液をたっぷりかけてしまい、俺は事後の...
明日も学校なのにどうしろというのか、この事態は。 ~
脱力した体に鞭をうち、古泉の方を見やると古泉は古泉で壁に...
目が合うとまるで山頂へ到着した登山家のような達成感溢れた...
なんだか気分が悪くなって目線を逸らした。 ~
さて、この事態をどう説明してもらおうか。 ~
~
「で、どうして俺にそんな不純な感情を向けるんだよ。」 ~
とりあえず俺は古泉の服を借り、この突拍子もない事件の全容...
もちろん洗濯は古泉にまかせ、家では風邪をひいたと言って明...
「男である僕に何故あなたへの恋または欲情という感情が生ま...
古泉は俺の指の間をその長い指でゆっくりなぞりながら答える...
「あぁ。もしかして…ハルヒか?」 ~
このありえない事態はもしかしたらあのお気楽台風娘によって...
「そうですねー…。そう、かもしれませんし、そうではないかも...
しばらく考えた後に古泉はそんな曖昧な返事をした。 ~
俺はもちろんその返答に納得はいかなかったが、とりあえず厳...
「僕としてはそうでない方が嬉しいんですけどね…。」 ~
小さく呟いた古泉のその言葉を俺はしっかり聞いてしまった。 ~
だから玄関を出る時に不意を突かれてされた軽い口付けと去り...
布団の中で唇にそっと触れるとすごく胸の奥が熱くなるのを腰...
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