会長×古泉+キョン
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開始行:
*≪会長×古泉+キョン≫ [#q5855afb]
~
「……会長、やめてください。彼がまだ近くにいるかもしれ…っ」 ~
「もう帰っただろ」 ~
~
…いるんだけどな、ここに。 ~
正面から古泉に身を寄せた会長は、冷たく光る眼鏡を机に投げ...
右腕で古泉の頭を抱え込み、その指先はやつの少し長めの髪を...
色はやや白いが、大きく骨張っていてなんとも言えんその…いわ...
「っあ…」 ~
古泉の身がびくりと揺れる。どうやら左手の方はといえば、古...
ぺろりと仕上げのように耳たぶを一舐めし、会長は古泉の首筋...
その目はふだんの、ダテ眼鏡越しに見えているつくりものの冷...
ごく静かに、だけど燃え盛る赤。あんな目で見据えられたら熔...
~
しかし古泉は気丈にも、そんなやつの目を真っ向から睨みつけ...
同時になんとか逃れようと身体をよじっているようだが、腰に...
会長はフッと鼻で笑うと、今度は顔に口づけを降らせ始めた。...
なおも淡く抵抗しながら顔をしかめて嵐に耐えていた古泉がは...
そこは普段より若干赤く、少しだけ濡れていた。 ~
~
…待て俺の心臓。ちょっと鼓動が早過ぎやしないか? ~
そもそもどうして俺はこんな出歯亀みたいな真似してるんだ。 ~
なかなかあとを追ってこない古泉なんぞを気にかけず、生徒会...
とここまでは建前だ。全部、もう遅い。本音を言えば既に俺は...
俺が見たことのない、おまえのすべてから。 ~
~
再び会長の動きが止まる。古泉もまたやつの顔を睨みつけるが...
やや酔ったような目付きとでも言おうか、そんなものはあの孤...
~
と、一瞬ふたりが視界から消えた。 ~
いや一瞬ではないな。ふたりしてしゃがみ込んだのか、あるい...
とにかく位置エネルギーを大いに減少させてしまったふたりの...
「はっ…会長、いいからどいてくださ…」 ~
「いやだ」 ~
「…なん…っ、はあっ」 ~
ただそのせいか、聴覚は随分と過敏になっているようだ。素晴...
それなりに距離もあるはずだが、押し殺した声でもやけに耳へ...
「僕は、あなたとこんな、関係をつづける気、は…ないっ」 ~
かなり息のあがっているらしい古泉が絶え絶えに言う。…続ける...
「はっ、おまえから誘っておいてどの口が言うんだ古泉? あさ...
「そ、れは、んむっ…んんっ」 ~
「っはぁ…ふっ」 ~
ガタガタと抵抗するような音がしたが、それもむなしくあの赤...
~
ただぴちゃぴちゃという音、それにふたり分の湿った呻きだか...
~
~
もっともそれは俺にとって都合が良かったかもしれない。 ~
俺の情報解析能力はさっきの会長の言葉をまだうまく処理しき...
~
古泉がやつを誘った。やつのをしゃぶった…あの赤い唇で。なん...
~
無理だ、思考が追い付かない。 ~
いつもの嘘くさい笑顔とさっきの濡れた瞳が頭の中でぐちゃぐ...
~
~
ふいに水音が止んだ。会長の、喉を鳴らすような不快な笑い声...
「フン、この痕…俺じゃねえもんな。誰くわえ込んでんだ? 涼...
「彼、は…そんな人じゃない…っ」 ~
掠れた声が鼓膜を揺らした刹那、妙な感触が背筋を駆け登った...
「じゃあ胡散臭いおまえの組織の誰かか、まあそんなことどう...
「や、めろ……っあ!」 ~
~
もう見ていられなかった。否、聞いていられなかった、か。一...
古泉の俺に対する評価に反して、俺の身体はもうどうしようも...
身体がそれでいっぱいなら、出所のよくわからない罪悪感のよ...
「…ごめんな」 ~
そう呟くと俺は細く開けていた生徒会室のドアを静かに静かに...
真冬の廊下の冷たい床と壁が急激に身体の熱を吸い取っていっ...
~
終了行:
*≪会長×古泉+キョン≫ [#q5855afb]
~
「……会長、やめてください。彼がまだ近くにいるかもしれ…っ」 ~
「もう帰っただろ」 ~
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…いるんだけどな、ここに。 ~
正面から古泉に身を寄せた会長は、冷たく光る眼鏡を机に投げ...
右腕で古泉の頭を抱え込み、その指先はやつの少し長めの髪を...
色はやや白いが、大きく骨張っていてなんとも言えんその…いわ...
「っあ…」 ~
古泉の身がびくりと揺れる。どうやら左手の方はといえば、古...
ぺろりと仕上げのように耳たぶを一舐めし、会長は古泉の首筋...
その目はふだんの、ダテ眼鏡越しに見えているつくりものの冷...
ごく静かに、だけど燃え盛る赤。あんな目で見据えられたら熔...
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しかし古泉は気丈にも、そんなやつの目を真っ向から睨みつけ...
同時になんとか逃れようと身体をよじっているようだが、腰に...
会長はフッと鼻で笑うと、今度は顔に口づけを降らせ始めた。...
なおも淡く抵抗しながら顔をしかめて嵐に耐えていた古泉がは...
そこは普段より若干赤く、少しだけ濡れていた。 ~
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…待て俺の心臓。ちょっと鼓動が早過ぎやしないか? ~
そもそもどうして俺はこんな出歯亀みたいな真似してるんだ。 ~
なかなかあとを追ってこない古泉なんぞを気にかけず、生徒会...
とここまでは建前だ。全部、もう遅い。本音を言えば既に俺は...
俺が見たことのない、おまえのすべてから。 ~
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再び会長の動きが止まる。古泉もまたやつの顔を睨みつけるが...
やや酔ったような目付きとでも言おうか、そんなものはあの孤...
~
と、一瞬ふたりが視界から消えた。 ~
いや一瞬ではないな。ふたりしてしゃがみ込んだのか、あるい...
とにかく位置エネルギーを大いに減少させてしまったふたりの...
「はっ…会長、いいからどいてくださ…」 ~
「いやだ」 ~
「…なん…っ、はあっ」 ~
ただそのせいか、聴覚は随分と過敏になっているようだ。素晴...
それなりに距離もあるはずだが、押し殺した声でもやけに耳へ...
「僕は、あなたとこんな、関係をつづける気、は…ないっ」 ~
かなり息のあがっているらしい古泉が絶え絶えに言う。…続ける...
「はっ、おまえから誘っておいてどの口が言うんだ古泉? あさ...
「そ、れは、んむっ…んんっ」 ~
「っはぁ…ふっ」 ~
ガタガタと抵抗するような音がしたが、それもむなしくあの赤...
~
ただぴちゃぴちゃという音、それにふたり分の湿った呻きだか...
~
~
もっともそれは俺にとって都合が良かったかもしれない。 ~
俺の情報解析能力はさっきの会長の言葉をまだうまく処理しき...
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古泉がやつを誘った。やつのをしゃぶった…あの赤い唇で。なん...
~
無理だ、思考が追い付かない。 ~
いつもの嘘くさい笑顔とさっきの濡れた瞳が頭の中でぐちゃぐ...
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ふいに水音が止んだ。会長の、喉を鳴らすような不快な笑い声...
「フン、この痕…俺じゃねえもんな。誰くわえ込んでんだ? 涼...
「彼、は…そんな人じゃない…っ」 ~
掠れた声が鼓膜を揺らした刹那、妙な感触が背筋を駆け登った...
「じゃあ胡散臭いおまえの組織の誰かか、まあそんなことどう...
「や、めろ……っあ!」 ~
~
もう見ていられなかった。否、聞いていられなかった、か。一...
古泉の俺に対する評価に反して、俺の身体はもうどうしようも...
身体がそれでいっぱいなら、出所のよくわからない罪悪感のよ...
「…ごめんな」 ~
そう呟くと俺は細く開けていた生徒会室のドアを静かに静かに...
真冬の廊下の冷たい床と壁が急激に身体の熱を吸い取っていっ...
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