キョンと古泉? 入院
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開始行:
*≪キョンと古泉? 入院≫ [#r6b1afef]
~
入院なんて何年ぶりだろう。この無機質なベッドにお世話にな...
これまでたいした病気にもかからず体が資本で生きてきた俺だ...
皆さん、ちょっとした風邪だとて侮ってはいけませんよ。俺も...
まぁ今は、すっかり元気とは言わないものの、九割方回復して...
そんな俺を冷やかしに、ハルヒがご親切にSOS団を引きつれて病...
古泉もいつもの胡散臭い笑顔で安心した。ある意味、風邪をこ...
~
くだらない話をさんざんしたあと、ハルヒたちはどやどやと帰...
あいつのことだから、一人だけ残るとか言いだすんじゃないか...
4人を見送ったあと、疲労感に襲われた俺はベッドに潜り込ん...
入院生活のいいところは日の高い内から眠れるということか。 ~
~
目覚めるともう日が傾きかけていた。病室が夕焼け色に染まっ...
いったい何時間寝ていたのか気になって隣においてある時計を...
~
「あぁ、起きましたか」 ~
「起きて悪いか。いつからここにいるんだお前は」 ~
まさか変なことはしていないだろうな、と言いながらも内心は...
「涼宮さんたちと別れてからいったん家に帰って。それからず...
何をさらっと変態発言してるんだお前は……寝込みを襲われてた...
変態発言をした本物の変態は、何食わぬ顔で目を元のようにデ...
「それはいいとして、何やってるんだ?何か作ってるのか?」 ~
「折り紙です。千羽鶴を作ろうと思って。入院にはつきもので...
「俺は明日退院するんだがな」 ~
「まぁ、そういわずに」 ~
そう言って再び手を動かす。 ~
夕日に照らされたデスクのうえを見ると、きれいな千代紙がた...
だが。 ~
~
「……古泉。俺には鶴が一羽も見えないのだが。むしろカブトし...
「千羽鶴おろうとしたんですけど鶴の折り方しらないんですよ...
おいおい何を無茶な。鶴の折り方を知らないのに千羽鶴を作ろ...
しかも、デスクのうえに置かれたカブトはことごとく何処かひ...
古泉は俺が見ているのにも気付かず、また一心不乱にひしゃげ...
そういえばこいつは意外と不器用なんだよな。「不器用なりに...
~
「カブトだけっていうのも淋しいから、俺が鶴のおり方を教え...
「おや、あなたは鶴が折れるんですか」 ~
「四つ繋がった鶴だって折れる。一枚もらうぞ」 ~
四つ…と驚いている古泉を尻目に、折り紙に折り目をいれていく...
あっという間に羽をきれいに広げた鶴が完成した。 ~
横の古泉は感心している。顔が近い。かなり近い。いや、これ...
横顔のきれいな奴はいいよなぁ、なんて思ってしまったのは無...
~
新しい千代紙を取って、次の鶴を折る。古泉も見よう見真似で...
「できましたよ」 ~
そういってブサヅルを手渡される。やっぱり角はあってないし...
「他にももう一つだけ折れるんです。自身作ですよ」 ~
そういいながら、きれいな指で赤い千代紙を手に取る。自身作...
今まで俺の見たことない折り方で、どんどんと折っていく。 ~
形が見えてきたところで思わず俺が口を開こうとすると、こっ...
~
「ハッピーバレンタインですよ、キョンくん」 ~
~
ふいに立ち上がり、俺を抱き締めてキスしてきやがった。ハー...
古泉の体温を感じながら、今は小島さんがいなくてよかった、...
終了行:
*≪キョンと古泉? 入院≫ [#r6b1afef]
~
入院なんて何年ぶりだろう。この無機質なベッドにお世話にな...
これまでたいした病気にもかからず体が資本で生きてきた俺だ...
皆さん、ちょっとした風邪だとて侮ってはいけませんよ。俺も...
まぁ今は、すっかり元気とは言わないものの、九割方回復して...
そんな俺を冷やかしに、ハルヒがご親切にSOS団を引きつれて病...
古泉もいつもの胡散臭い笑顔で安心した。ある意味、風邪をこ...
~
くだらない話をさんざんしたあと、ハルヒたちはどやどやと帰...
あいつのことだから、一人だけ残るとか言いだすんじゃないか...
4人を見送ったあと、疲労感に襲われた俺はベッドに潜り込ん...
入院生活のいいところは日の高い内から眠れるということか。 ~
~
目覚めるともう日が傾きかけていた。病室が夕焼け色に染まっ...
いったい何時間寝ていたのか気になって隣においてある時計を...
~
「あぁ、起きましたか」 ~
「起きて悪いか。いつからここにいるんだお前は」 ~
まさか変なことはしていないだろうな、と言いながらも内心は...
「涼宮さんたちと別れてからいったん家に帰って。それからず...
何をさらっと変態発言してるんだお前は……寝込みを襲われてた...
変態発言をした本物の変態は、何食わぬ顔で目を元のようにデ...
「それはいいとして、何やってるんだ?何か作ってるのか?」 ~
「折り紙です。千羽鶴を作ろうと思って。入院にはつきもので...
「俺は明日退院するんだがな」 ~
「まぁ、そういわずに」 ~
そう言って再び手を動かす。 ~
夕日に照らされたデスクのうえを見ると、きれいな千代紙がた...
だが。 ~
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「……古泉。俺には鶴が一羽も見えないのだが。むしろカブトし...
「千羽鶴おろうとしたんですけど鶴の折り方しらないんですよ...
おいおい何を無茶な。鶴の折り方を知らないのに千羽鶴を作ろ...
しかも、デスクのうえに置かれたカブトはことごとく何処かひ...
古泉は俺が見ているのにも気付かず、また一心不乱にひしゃげ...
そういえばこいつは意外と不器用なんだよな。「不器用なりに...
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「カブトだけっていうのも淋しいから、俺が鶴のおり方を教え...
「おや、あなたは鶴が折れるんですか」 ~
「四つ繋がった鶴だって折れる。一枚もらうぞ」 ~
四つ…と驚いている古泉を尻目に、折り紙に折り目をいれていく...
あっという間に羽をきれいに広げた鶴が完成した。 ~
横の古泉は感心している。顔が近い。かなり近い。いや、これ...
横顔のきれいな奴はいいよなぁ、なんて思ってしまったのは無...
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新しい千代紙を取って、次の鶴を折る。古泉も見よう見真似で...
「できましたよ」 ~
そういってブサヅルを手渡される。やっぱり角はあってないし...
「他にももう一つだけ折れるんです。自身作ですよ」 ~
そういいながら、きれいな指で赤い千代紙を手に取る。自身作...
今まで俺の見たことない折り方で、どんどんと折っていく。 ~
形が見えてきたところで思わず俺が口を開こうとすると、こっ...
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「ハッピーバレンタインですよ、キョンくん」 ~
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ふいに立ち上がり、俺を抱き締めてキスしてきやがった。ハー...
古泉の体温を感じながら、今は小島さんがいなくてよかった、...
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