キョンと古泉 リプライ
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*キョンと古泉 リプライ [#b4d87e99]
#br
「彼女」が高三の夏休みを迎えた頃、同志の一人が能力を失っ...
僕らが彼女に力を授けられて以来、初めての事だった。その...
多分その頃の僕らは何年も続いたルーティンワークのせいで...
二人目はその一ヶ月後、三人目は更に半月後。能力者は一人...
この現象を、ある者は彼女が神としての能力を失いつつある...
~
最後に閉鎖空間が発生したのは、卒業式の前日だった。僕ら...
そこにはもう、神人は存在しなかった。~
夜明けと共に自然発生的に灰色の空に亀裂が入り、出来損な...
これが彼女を取り巻くあらゆる組織で生じた混迷の始まりだ...
~
卒業式後の彼女は、良く笑い、少しだけ泣いた。既に大学へ...
「わかってると思うけど、SOS団はいつまでも続くんだからねっ...
肩を抱き合う三人を微笑ましく眺めていると、隣からいつも...
~
彼と彼女の関係については、少し触れておく必要があるかも...
ただ、いつしか僕は『機関』としての立場を忘れ、隣に並ぶ...
……結局、僕は自縄自縛に陥りそうなその点について、出来う...
~
僕たちが卒業し、それぞれの道を歩んで半年――つまり閉鎖空...
能力者は僕一人になっていた。~
~
「何故自分だったのか、と昔のあなたは時々こぼしていました...
僕が最後の一人になった夜、助手席のシートに沈んだ森さん...
免許を取った僕は、その頃から森さんを乗せて運転手代わり...
「誰でもよかったんじゃないか、と新川にごねて困らせて」~
「あの頃は……僕は本当にただの子供でしたから。お二人にもか...
彼女のスーツの膝の上で、今日のミーティングの資料の束が...
「怖かったのでしょう」~
「ご存じの通りです」~
「しかしあなたは一度も泣かなかった」~
「中学生男子にも、それなりのプライドはあるんですよ」~
ステアリングにもたれ、彼女に目を向ける。森さんは資料に...
「むしろ泣ける程の余裕をあなたに与えなかった、と言った方...
「……昔話なんて、らしくありませんね」~
信号が変わり、前方の車のブレーキランプが消える。~
「彼女が最後に選んだのはあなただった、と言ったら。あの頃...
「さあ、どうでしょうか。自分だけ最後までこんな思いをする...
うそぶきながらアクセルを緩く踏み込み、ウインカーを出す...
「あなたらしい。……あなたが最後のトランキライザーになるな...
もう起こらない発作の為の精神安定剤として。いわば保険代...
「……もう暫く我々に付き合ってもらいます。古泉」~
森さんが呟いた言葉に、僕は精一杯の微笑みで答える。~
「仰せのままに」~
多分今、一番彼が嫌がりそうな顔をしているな、と関係のな...
~
進学先は別々だったが、活動は相変わらずのSOS団を中心...
恒例となったクリスマスパーティーが開催され、帰宅したの...
再び目を覚ました時には、窓の外は再び暗くなっていた。普...
枕元の時計で時間を確認しようとして、僕は動きを止めた。…...
~
僕は能力を失っていた。~
~
テーブルに投げ出していた携帯を手に取る。森さんは1コー...
「……そうですか」~
僕の話を聞いて、彼女は静かにそう言った。~
「明日、もう一度話を聞きます。あなたの今後についてもそこ...
「……はい」~
問われてはじめて、放心していた自分に気付いた。~
「涼宮ハルヒと極めて近い場所にいるあなたを我々は手放す事...
これは森さんの口を介した上からの「指示」だ。反論は許さ...
「しかし『機関』に所属するかどうかは、これまでの同志と同...
能力を失った同志たちは、皆『機関』に残るか否かを選んで...
「あなたもこの時が来た後の事を考えていたと思いますが……」~
事務的な口調を通してきた森さんは、そこで一度言葉を切り...
「少なくともあなたを知る者……私や新川や他の皆は、あなた自...
頭の中が真っ白になった。彼女が『機関』に縛られてきた自...
それは『機関』は僕を捨ててもいいという事ですか、と。~
~
通話が終わって、どれくらい経ったのか。時間感覚はとうに...
ずっと願っていた事だ。閉鎖空間の束縛からも、『機関』か...
『機関』の仮面を外した「古泉一樹」に、一体何が残る?~
自失していた僕の意識に浮かんだのは、何故か彼の顔だった...
思考がまとまらない。……ただ彼の声が聞きたかった。~
携帯のアドレスで彼の名前を表示し、暫く逡巡した。思えば...
……これは報告なのだ、と自分の行為に理由を付けて、僕は通...
~
~
CENTER:XXX~
~
~
風呂から出て来ると、ベッドの上の携帯が着信音とともに震...
「もしもし」~
「こんばんは。今、宜しいですか」~
「構わんが」~
今朝まで顔をつき合わせていたってのに、こんな時間に何の...
ここ最近ハルヒの周囲で起こる出来事は、高校時代に比べれ...
「悪い報せか?」~
「……何故、そう思われますか」~
「こういう時間帯のお前からの電話で、いい話を聞かされた例...
俺の言葉に、苦笑しているような声で古泉は答えた。~
「疫病神扱いですね」~
仕方ないだろ。残念ながら、俺をそう仕込んだのはお前だか...
~
俺たちの進学先は皆別々だったが、週一のSOS団の活動と...
当然のように古泉も相変わらずへらへらしてやがる。何が楽...
一方でそういうお前はどうなんだと話を振っても、古泉は曖...
~
「それは兎も角……」~
そこで古泉は逡巡するように一呼吸置いた。~
「以前『機関』の人間の能力が消えつつある、という事はお話...
「ああ」~
違和感を感じつつ、俺は相槌を打った。古泉以外の『機関』...
喜ぶべき傾向を、俺は素直に喜べなかった。ハルヒ自身にそ...
そうだ、古泉にとってハルヒは――。~
「僕からも、力が消えました」~
回想を断ち切るようにさらっと聞こえた言葉が、俺の頭の中...
「聞こえました?」~
「……ああ」~
繰り返さずとも聞こえてるさ。ただ、その意味する所があま...
「これまでの経緯を考えれば時間の問題でしたから、涼宮さん...
古泉はそんな話を淡々と語る。例えば昨日交わした週刊雑誌...
「涼宮さんは、もう僕たちを必要としていない。漸く僕も肩の...
俺には古泉の意図が読めなかった。多分古泉にとってはとて...
「お前……」~
「この四年半、あなたにも色々とご協力頂きました。こんな時...
俺が言葉を挟もうとすると、古泉は少し早口になって俺に先...
「当座の厄介の種が減って、あなたにとっても喜ばしい話だと...
古泉の話はやや過剰気味な熱を持っていた。~
さっきよりは若干余裕のない声。それを聞きながら、俺は漸...
……馬鹿が。~
心の中で罵倒するが、それよりも言ってやらなきゃならん事...
「古泉」~
「……また動きがあればご報告します」~
誰が先に切らせるか。電話掛けてきたのはお前だろうが、古...
勝手に一方的な会話を打ち切ろうとする古泉を、俺は咄嗟に...
「待てよ」~
「では」~
「おい、人の話を……」~
そのまま通話が切れ、空しいツー、ツーという音に変わる。~
携帯を握ったまま、俺はベッドに仰向けに倒れ込んだ。~
緩慢に天井を眺めて、あの取り澄ました変な所で不器用な男...
どうしたもんかね、神様よ。お前が意図せず用意したタイミ...
いつぞや俺が長門に出したゴーサインのように、今の俺に「...
もう一度携帯を顔の前に掲げて、俺はメールを打った。~
~
年末の冷たい風が、頬を切るように流れて行く。片手でマフ...
家を出る前に打ったメールに、返信はなかった。予想はして...
~
『一人で泣くな馬鹿~
今から行く』~
~
……お節介だと笑わば笑え。~
良く見るタイプの単身者向けマンションの前で、俺は自転車...
静かな機械音を立てて停止したエレベータを降りて、数メー...
「……よう」~
開いたドアの向こうには、妙な具合に微笑んだ古泉が立って...
「返信、間に合いませんでしたね」~
取り繕った声は少し震えていた。目も赤い。それでも必死に...
……折角の無駄な二枚目面が台無しじゃねえか。お前はニヤニ...
言いたい事は色々あったが、ひとまず呑み込んで古泉の頭に...
古泉は聞きたくないのかもしれない。だが多分、俺以外には...
~
「……お疲れ」~
~
俺の肩口に埋めた古泉の頭が、小さく震えている。~
近所の住人が通りかからないといいな、古泉よ。扉を開けた...
「……反則ですよ、あなた」~
ぐずぐずになりながら言われても、痛くも痒くもないな。~
それと、暫くお前の気が済むまでこうしてやってもいいが、...
今を逃したら、きっとこの先二度とお前には伝えられないだ...
~
古泉の肩が揺れ、俺から離れていく気配がした。~
……どう思ってもいい。返答はいらない。~
~
すまんな、古泉。――お前が、好きだ。~
~
古泉が顔を上げるのを待って、俺は渇いた口を開く。~
#br
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- うp㌧です。じんわり切な萌え。これから幸せになってくれ...
- 元旦からいいもの読ませてもらったよ!じんわり切なくて萌...
- あ゛あ゛あ゛あ゛ーーーっ!キョンかっこいい・・・古泉を...
- じんときました。新年から泣きそうです。ありがとうござい...
- 亀でスマソ。自分の萌えツボをこんなに刺激して貰った文字書き...
- 禿萌えた…!GJすぐる! -- &new{2008-01-24 (木) 23:17:...
- 素敵すぎますよ…!GJ! -- &new{2008-01-25 (金) 15:57:...
- 最高です…萌え死にそうになりました… -- &new{2008-01-26 ...
- 萌えたーーー!! -- &new{2008-01-27 (日) 15:04:46};
- 涙した。ありがとう! -- &new{2008-09-06 (土) 18:11:45};
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「彼女」が高三の夏休みを迎えた頃、同志の一人が能力を失っ...
僕らが彼女に力を授けられて以来、初めての事だった。その...
多分その頃の僕らは何年も続いたルーティンワークのせいで...
二人目はその一ヶ月後、三人目は更に半月後。能力者は一人...
この現象を、ある者は彼女が神としての能力を失いつつある...
~
最後に閉鎖空間が発生したのは、卒業式の前日だった。僕ら...
そこにはもう、神人は存在しなかった。~
夜明けと共に自然発生的に灰色の空に亀裂が入り、出来損な...
これが彼女を取り巻くあらゆる組織で生じた混迷の始まりだ...
~
卒業式後の彼女は、良く笑い、少しだけ泣いた。既に大学へ...
「わかってると思うけど、SOS団はいつまでも続くんだからねっ...
肩を抱き合う三人を微笑ましく眺めていると、隣からいつも...
~
彼と彼女の関係については、少し触れておく必要があるかも...
ただ、いつしか僕は『機関』としての立場を忘れ、隣に並ぶ...
……結局、僕は自縄自縛に陥りそうなその点について、出来う...
~
僕たちが卒業し、それぞれの道を歩んで半年――つまり閉鎖空...
能力者は僕一人になっていた。~
~
「何故自分だったのか、と昔のあなたは時々こぼしていました...
僕が最後の一人になった夜、助手席のシートに沈んだ森さん...
免許を取った僕は、その頃から森さんを乗せて運転手代わり...
「誰でもよかったんじゃないか、と新川にごねて困らせて」~
「あの頃は……僕は本当にただの子供でしたから。お二人にもか...
彼女のスーツの膝の上で、今日のミーティングの資料の束が...
「怖かったのでしょう」~
「ご存じの通りです」~
「しかしあなたは一度も泣かなかった」~
「中学生男子にも、それなりのプライドはあるんですよ」~
ステアリングにもたれ、彼女に目を向ける。森さんは資料に...
「むしろ泣ける程の余裕をあなたに与えなかった、と言った方...
「……昔話なんて、らしくありませんね」~
信号が変わり、前方の車のブレーキランプが消える。~
「彼女が最後に選んだのはあなただった、と言ったら。あの頃...
「さあ、どうでしょうか。自分だけ最後までこんな思いをする...
うそぶきながらアクセルを緩く踏み込み、ウインカーを出す...
「あなたらしい。……あなたが最後のトランキライザーになるな...
もう起こらない発作の為の精神安定剤として。いわば保険代...
「……もう暫く我々に付き合ってもらいます。古泉」~
森さんが呟いた言葉に、僕は精一杯の微笑みで答える。~
「仰せのままに」~
多分今、一番彼が嫌がりそうな顔をしているな、と関係のな...
~
進学先は別々だったが、活動は相変わらずのSOS団を中心...
恒例となったクリスマスパーティーが開催され、帰宅したの...
再び目を覚ました時には、窓の外は再び暗くなっていた。普...
枕元の時計で時間を確認しようとして、僕は動きを止めた。…...
~
僕は能力を失っていた。~
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テーブルに投げ出していた携帯を手に取る。森さんは1コー...
「……そうですか」~
僕の話を聞いて、彼女は静かにそう言った。~
「明日、もう一度話を聞きます。あなたの今後についてもそこ...
「……はい」~
問われてはじめて、放心していた自分に気付いた。~
「涼宮ハルヒと極めて近い場所にいるあなたを我々は手放す事...
これは森さんの口を介した上からの「指示」だ。反論は許さ...
「しかし『機関』に所属するかどうかは、これまでの同志と同...
能力を失った同志たちは、皆『機関』に残るか否かを選んで...
「あなたもこの時が来た後の事を考えていたと思いますが……」~
事務的な口調を通してきた森さんは、そこで一度言葉を切り...
「少なくともあなたを知る者……私や新川や他の皆は、あなた自...
頭の中が真っ白になった。彼女が『機関』に縛られてきた自...
それは『機関』は僕を捨ててもいいという事ですか、と。~
~
通話が終わって、どれくらい経ったのか。時間感覚はとうに...
ずっと願っていた事だ。閉鎖空間の束縛からも、『機関』か...
『機関』の仮面を外した「古泉一樹」に、一体何が残る?~
自失していた僕の意識に浮かんだのは、何故か彼の顔だった...
思考がまとまらない。……ただ彼の声が聞きたかった。~
携帯のアドレスで彼の名前を表示し、暫く逡巡した。思えば...
……これは報告なのだ、と自分の行為に理由を付けて、僕は通...
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CENTER:XXX~
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風呂から出て来ると、ベッドの上の携帯が着信音とともに震...
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「こんばんは。今、宜しいですか」~
「構わんが」~
今朝まで顔をつき合わせていたってのに、こんな時間に何の...
ここ最近ハルヒの周囲で起こる出来事は、高校時代に比べれ...
「悪い報せか?」~
「……何故、そう思われますか」~
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俺の言葉に、苦笑しているような声で古泉は答えた。~
「疫病神扱いですね」~
仕方ないだろ。残念ながら、俺をそう仕込んだのはお前だか...
~
俺たちの進学先は皆別々だったが、週一のSOS団の活動と...
当然のように古泉も相変わらずへらへらしてやがる。何が楽...
一方でそういうお前はどうなんだと話を振っても、古泉は曖...
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「それは兎も角……」~
そこで古泉は逡巡するように一呼吸置いた。~
「以前『機関』の人間の能力が消えつつある、という事はお話...
「ああ」~
違和感を感じつつ、俺は相槌を打った。古泉以外の『機関』...
喜ぶべき傾向を、俺は素直に喜べなかった。ハルヒ自身にそ...
そうだ、古泉にとってハルヒは――。~
「僕からも、力が消えました」~
回想を断ち切るようにさらっと聞こえた言葉が、俺の頭の中...
「聞こえました?」~
「……ああ」~
繰り返さずとも聞こえてるさ。ただ、その意味する所があま...
「これまでの経緯を考えれば時間の問題でしたから、涼宮さん...
古泉はそんな話を淡々と語る。例えば昨日交わした週刊雑誌...
「涼宮さんは、もう僕たちを必要としていない。漸く僕も肩の...
俺には古泉の意図が読めなかった。多分古泉にとってはとて...
「お前……」~
「この四年半、あなたにも色々とご協力頂きました。こんな時...
俺が言葉を挟もうとすると、古泉は少し早口になって俺に先...
「当座の厄介の種が減って、あなたにとっても喜ばしい話だと...
古泉の話はやや過剰気味な熱を持っていた。~
さっきよりは若干余裕のない声。それを聞きながら、俺は漸...
……馬鹿が。~
心の中で罵倒するが、それよりも言ってやらなきゃならん事...
「古泉」~
「……また動きがあればご報告します」~
誰が先に切らせるか。電話掛けてきたのはお前だろうが、古...
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「待てよ」~
「では」~
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そのまま通話が切れ、空しいツー、ツーという音に変わる。~
携帯を握ったまま、俺はベッドに仰向けに倒れ込んだ。~
緩慢に天井を眺めて、あの取り澄ました変な所で不器用な男...
どうしたもんかね、神様よ。お前が意図せず用意したタイミ...
いつぞや俺が長門に出したゴーサインのように、今の俺に「...
もう一度携帯を顔の前に掲げて、俺はメールを打った。~
~
年末の冷たい風が、頬を切るように流れて行く。片手でマフ...
家を出る前に打ったメールに、返信はなかった。予想はして...
~
『一人で泣くな馬鹿~
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~
……お節介だと笑わば笑え。~
良く見るタイプの単身者向けマンションの前で、俺は自転車...
静かな機械音を立てて停止したエレベータを降りて、数メー...
「……よう」~
開いたドアの向こうには、妙な具合に微笑んだ古泉が立って...
「返信、間に合いませんでしたね」~
取り繕った声は少し震えていた。目も赤い。それでも必死に...
……折角の無駄な二枚目面が台無しじゃねえか。お前はニヤニ...
言いたい事は色々あったが、ひとまず呑み込んで古泉の頭に...
古泉は聞きたくないのかもしれない。だが多分、俺以外には...
~
「……お疲れ」~
~
俺の肩口に埋めた古泉の頭が、小さく震えている。~
近所の住人が通りかからないといいな、古泉よ。扉を開けた...
「……反則ですよ、あなた」~
ぐずぐずになりながら言われても、痛くも痒くもないな。~
それと、暫くお前の気が済むまでこうしてやってもいいが、...
今を逃したら、きっとこの先二度とお前には伝えられないだ...
~
古泉の肩が揺れ、俺から離れていく気配がした。~
……どう思ってもいい。返答はいらない。~
~
すまんな、古泉。――お前が、好きだ。~
~
古泉が顔を上げるのを待って、俺は渇いた口を開く。~
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- じんときました。新年から泣きそうです。ありがとうござい...
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- 禿萌えた…!GJすぐる! -- &new{2008-01-24 (木) 23:17:...
- 素敵すぎますよ…!GJ! -- &new{2008-01-25 (金) 15:57:...
- 最高です…萌え死にそうになりました… -- &new{2008-01-26 ...
- 萌えたーーー!! -- &new{2008-01-27 (日) 15:04:46};
- 涙した。ありがとう! -- &new{2008-09-06 (土) 18:11:45};
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