もし朝倉戦で助けに来てくれたのが馬鹿な古泉だったら †
朝倉「じゃ、死んで♪」
キョン「……………!!」
……ドッカーン!!
朝「!?な、なに!?」
キ「……いってえなこの野郎!!」
古泉「あっ!キョン君っ!!だ、大丈夫ですか!?」
キ「こ、古泉!?何でお前が!?」
朝「嘘…何故侵入してこれたの?」
古「な、何故、と言われましても…キョン君が下駄箱から手紙を取り出してるところをたまたま偶然目撃しててですね」
キ「俺の事ストーカーしてたんだな」
古「うっ…、ち、違います!も、もしかしてキョン君の命を狙ってる奴等からの果たし畳かと思いまして」
キ「嘘つけ。どうせ俺が女の子に告白されるとでも思ったんだろ。それと果たし状な」
古「ぐっ…!!だ、だからキョン君を危ない奴等からお命お守りしましょうと」
キ「俺への告白イベントを妨害に来たワケだ」
古「…ぐすっ…で、でもなんか教室に入れませんでしたし…だから、ぐしゅっ…ふももももももって呪文を唱えたら…扉が爆発しまして」
キ「何でそこでふももももももなんだよ…」
古「そしたらなんかキョン君ナイフ向けられてるし…」
キ「あっ…そうだ!今話なんかしてる場合じゃないんだっ!古泉なんとかしろっ!!」
古「僕の知らない女と教室でふたりきり…僕というものがありながら…ぐすっ」
キ「(ごつっ)殴るぞ」
古「うわぁぁぁん!!言う前に殴ったじゃないですかぁぁ!!」
朝「どうでもいいけど早くしてくれない…?」
キ「(こいつ人にナイフ向けるくせにいらんとこで紳士的だな…)」
キ「ほ…ほら古泉!お前エスパーなんだからなんとかしなさい!」
古「じゃあキスしてください」
キ「はぁ!?」
古「あの女の目の前で僕とキスしてください。そしたら助けてあげます」
朝「何コイツ」
キ「ちょまっ…時と場所と場合を考えろ!!」
古「うわぁぁぁん!やっぱりあの太眉がいいんだぁぁ!」
朝「ぶち殺すぞ」
キ「ま、待ってくれ!!…ったよ、じゃあキ、キスするから!!」
古「わーいやったー」
朝「ちょっと待って!私男同士のキスなんてそんなもの見たくないわ」
古「…あなた、誰」
朝「あんたこそ誰よ!?」
キ「い、いいから!ほら古泉、目ぇ閉じろ……」
古「……(ごくっ)」
朝「まじかよ…」
…ちゅっ
古「…や…やったぁ!キョン君とキスしちゃいましたっ!きゃっほぅ!!」
キ「(……………)」
朝「照れてやんの」
キ「さ、さぁ古泉約束だ!なんとかしろ!!」
古「お任せ下さい!!」
朝「やっぱり邪魔する気なんだ…やってみるぅ?」
古「あ、でもなんか僕の能力使えないみたいなんですけど…」
キ「は………はぁ!?」
古「でも僕…貴方と一緒なら死んでもかまわないです」
キ「じ、冗談じゃねぇ!なんでだ、人前でキスまでしたんだぞ!」
古「あ…多分キョン君とのキスの刺激が強すぎて能力が消えちゃったんですよ。てへっ☆」
キ「こここここ古泉ぃぃぃ…」
朝「まったく人になんてものみせんのよ……」
古「残念でした太眉さん!彼は僕のものですよ!」
朝「イラッ」
キ「あ、朝倉…こいつはいいから俺だけ見逃してくれるっていうのは……」
朝「……うん、それ無理♪」
さくっ ぎゃー
キ「くっ、…古泉覚えてろよ…」
古「ご、ごめんなさい…」
キ「…まぁ今回は長門に免じて特別に許してやる。飯おごれよ?」
古「それは…つまり僕を食べたいって事ですかね!?」
キ「……あぁあ、お前の相手は疲れる!!…頭いてぇ…」古「もしかして熱でも出たんじゃ…おでこ出して下さいっ」
キ「ばっ!顔近いっやめろ!長門がみてるっ」
長門「……………」
ガラッ
谷口「WAWAWA忘れもの〜…うおっ!?」
(沈黙)
谷「すまん…ごゆっくりぃ!!」
キ「ご、誤解だぁぁ!長門、お前からもなんとかいえっ!!」
長「知らない人」
キ「へ?」
長「他人のフリ…私は関係ない…あなた、誰?」
キ「…(絶句)」
古「まぁキョン君…いいじゃないですかいいじゃないですかいいじゃないですか」
終わり